無駄に悩む時間をなくす ビジネスの問題解決フレームワーク

「なかなか成果が出ない…」
自分一人でビジネスをしていると、
どうしても壁にぶち当たり
悩んでしまうことがあります。
そして、一度壁にぶつかると、
慣れていない場合は、
「ああでもない、こうでもない」
と、考えが閉鎖的になってしまい、
グルグルと同じ場所を回ってひまうことも。
ちなみに、ビジネスにおいて
「頭で考えることが大切」と言われるけど、
この状況は「思考」とは違うので注意。
思考と言えば思考だけど、
「妄想が暴走しているような状況」と
言うと、わかりやすいかもしれません。
では、どうすれば壁を正しく認識し、
超えることができるでしょうか?
僕がいつも実践している、
問題解決のフレームワークを紹介します。
1.とにかくまずは書き出してみる
ここでは、
思考 = 生産的である
と定義します。
先ほどお話したように、
あれこれ頭の中だけで考えることは、
意味をなさないことがほとんど。
断片的な妄想の輪郭を明確にするために、
まずは、自分が思いつく問題を、
全て書き出してみます。
- ノートに書く
- 付箋に書く
- テキストエディタに箇条書き
など、どんな方法でもOKです。
とにかく、
手を止めずに、体裁を気にせずに書く
ということが1番大事です。
ここから、例えを見ながら、
実際の手順をお話していきます。
例えば、ブログをやっているなら
- ネタが見つからない
- 記事を書けない
- アクセスが上がらない
- 精読率が低い
- リストが取れない
- 収益につながらない
などなど、ざっと色々な問題を思いつきます。
この中から、
「記事を書けない」という問題に
直面していると考えて、
これについて更に深掘りしてみます。
- 記事のネタが見つからない
- 文章を書き出すと手が止まってしまう
- 記事の書き方がわからない
- そもそも時間がない
- 何に書けばいいかわからない
など、更に細分化した問題が見つかりました。
手を止めてしまう多くの人は、
「記事を書けない」という問題に直面したとき、
問題をその大きさのままで捉えてしまう
からこそ、解決策が見つからず、
悩みが堂々巡りになってしまいます。
「記事を書けない」という、問題に対して、
それを更に細分化して考えることが大事です。
2.書き出したリストを構造化してみる
次に、今度はこれを、
問題の順番を意識して構造化してみます。
- 1.そもそも時間がない
- 2.何に書けばいいかわからない
- 3.記事のネタが見つからない
- 4.文章を書き出すと手が止まってしまう
ー記事の書き方がわからない
こんな風に、構造化してみました。
また、書き出す際にでてきた、
「記事の書き方がわからない」とう問題は、
「文章を書き出すと手が止まってしまう」に
包含される問題と考え、こうした構造にしました。
3.「はい」「いいえ」で答えていく
今度は、見つかった問題を順に、
「はい」「いいえ」で答えていきましょう。
「はい」と答えた箇所が、
今直面している問題であり、
解決すべき課題のある箇所です。
4.問題の解決策を考える
直面している問題が見つかったら、 最後にその解決策を考えていきます。
例1)そもそも時間がない
- 休みの日を有効に使えないか
- 残業を減らせないか
- SNSやテレビなど無駄な時間はないか
- 睡眠時間を減らすことはできるか
- 外注してコンテンツ作成ができないか
「時間がない」
と悩む人はとても多いですが、
このような問題も建設的に考えることで、
なんらかの打開策を見つけることができます。
例2)何に書けばいいかわからない
- 「情報発信 やり方」などで調べてみる
- WordPress?アメブロ?SNSやYouTubeもいいかも
- 何が1番自分に合っているか考える
ブログを選んだ場合、今度は
「ブログの作り方がわからない」
といった、新たな問題が出てきます。
調べてすぐ解決できそうなら、
そのまま進めてみる。
難しそうなら、
また細分化して考えてみましょう。
例3)記事のネタが見つからない
- 他の人のメディアをチェック
- 読んだ本についてメモを残す
- 考えたことについてメモを残す
- 見たニュースについてメモを残す
- 経験した出来事についてメモを残す
ネタが見つからない場合は、
まず他の人のメディアをチェックし、
「どんな記事を書いているか?」
を探る必要があることがわかりました。
それ以外のものについては、
日頃から意識して取り組む必要がありそうです。
例4)文章を書き出すと手が止まってしまう
【記事の書き方がわからない】
- 書籍などでライティングのTipsを学ぶ
- 他の人の記事の写経し、要素分解してみる
また、ここで
そもそも記事を書いたことがない
= 経験値が少ない
という問題が新たに見つかったとしたら、
これについても解決策を考えます。
【そもそも記事を書いたことがない】
- 1日100文字だけでも書いてみる
- 音声入力の方がスムーズかも?
- とにかく繰り返すことを考える
こうして考えていくと、
- 1日100文字 … SNSのほうがいいかも
- 音声入力 … YouTubeとかのほうがいいかも
と、新しい選択肢が見つかることも。
この辺りも柔軟に考えることが大事。
最後に。
こうして見つかった解決策・課題は、
経験のないうちはとくに、
仮説の域を出ることはできません。
ここまで来たらもう悩まずに、
次々と小さな課題をこなしていくことを
心掛けてみてください。
とにかく悩んだら書く
難しく感じたかもしれませんが、
最初のうちは、
悩んだらまず書く
という習慣を作ることがおすすめです。
- 書くだけでスッキリ
- 実は悩む必要のない問題だった
なんてことも、多々あります。
また、ここで紹介した
- 洗い出し
- 分解(細分化)
- 構造化
は、シンプルですが、
強力なフレームワークです。
ビジネスの枝葉の問題解決はもちろん、
事業全体の問題や、人生、人間関係などの
大きな問題もスッキリと考えることができます。
ただでさえ限られた時間。
「より良くなるため」に使っていきたいですね。
悩んだ際は、是非、試してみてください。

山本 祐
商売も遊びもかしこく学び、愉しみつくす。ライティング、パーソナルブランディング、オンラインサービスの仕組み化や、なぜかやる気が出るゆるいコーチングが得意です。
ブログでは、心のこと、お金のこと、物事の考え方・とらえ方、商売のコツなど、「できる自分」になるための色々なことについてお話しています。